アメリカのチョコレートケーキが忘れられません。
レストランのデザートで食べた5段くらいに積み重なったチョコレートケーキ、砂糖がジャリジャリしたフロスティングべったりのチョコレートケーキ、Betty Crockerのチョコレートケーキミックスを使っておうちで焼いたチョコレートケーキ、映画「マチルダ」の中で妖怪みたいなおばちゃんが作る不衛生なチョコレートケーキ、どれもインパクトがすごくて、ずっと記憶に残っています。
アメリカのチョコレートケーキレシピを調べてみると、生地にコーヒー液をジャーっと入れるもの、お湯をジャーと入れるものに時々出会います。
いや、ちょっと!大丈夫?っと不安になりますが、レビューを見るととても評判がいい。
日本のスポンジケーキは卵をふわっと泡だてて作る繊細なものが多いけれど、アメリカのチョコレートケーキのレシピを見てみると、秤を使わず計量カップで適当に計り、ぐるんぐるん泡立て器で混ぜて、お湯をジャーっと加えて焼いてるだけ!粉をふるいもしないし、スパチュラでそっと気泡を潰さないように混ぜるとかもない。しかもバターじゃなくてサラダ油を入れていたりして。
いや、ほんと、ちょっと…大丈夫なの?それでケーキになるの?とずっと気になっていたので焼いてみました。
え、美味しい…。蒸しパンみたいなねっちりしっとり感があって、すごく美味しい。
秤を使わず、計量カップで計って作ることができます。
計量カップを使う場合は()内の分量を参考にしてください。
1cup =200mlの計量カップを使用しました。
中力粉の代わりに薄力粉でもOKです。
太白ごま油の代わりにサラダ油や米油やオリーブオイルなどでもOKです。
ココアは無糖のものをお使いください。
*材料* 野田琺瑯のバット18取サイズ <26cm×21cmの型1枚分>
グラニュー糖 170g (1cup)
中力粉 90g (3/4cupと大さじ2)
純ココア 40g (1/4cupと大さじ2)
ベーキングパウダー 小さじ1/2
重曹 小さじ1/2
塩 小さじ1/2
卵Mサイズ 1個
牛乳 100ml (1/2cup)
太白ごま油 50ml (1/4cup) (サラダ油、米油などでも代用可)
バニラオイル 2~3滴
沸騰させたお湯 100ml (1/2cup)
<飾り用>
生クリーム 100ml
砂糖 大さじ1
*作り方*
準備: オーブンを175度に温めておく。型にオーブンシートを敷いておく。沸騰したお湯を用意。
1. 大きめのボウルに、グラニュー糖、小麦粉、ココア、ベーキングパウダー、重曹、塩を入れ、泡立て器で全体を混ぜ合わせます。
2. 卵、牛乳、油、バニラオイルを加え、全体を優しく混ぜ合わせます。(粉がばふーっと巻き上がるのでゆっくり。エプロンが粉だらけになった私からのアドバイスです。)混ざったら、ハンドミキサーに持ち替え、中速で2分ほど混ぜます。
3. 沸騰したお湯を加え、泡立て器で全体を混ぜます。(ハンドミキサーでしようとするとブシャーっと飛んでくるので注意。エプロンがチョコまみれになった私からのアドバイスです。)結構さらさらした生地ですが大丈夫です。
4. 型に流し入れ、175度に温めておいたオーブンで約25分〜30分程度焼きます。途中焦げてくるようなら、アルミホイルをかけてください。竹串を刺し、何も引っ付いてこなければ焼けています。
5. 10分ほどそのまま置いてから、そっとオーブンシートを外してケーキクーラーの上で冷まします。
6. 生クリームに砂糖を加え、八分立てにします。ケーキを三等分に切り分けて、クリームを塗って重ねていきます。まわりにもクリームを塗って出来上がり。
すぐ食べるよりも、翌日の方が全体がしっとり落ち着いていておいしいですよ。
元のレシピはこちら。
作りやすい量に全体をアレンジしました。